青汁の効果を考える

効くのか?青汁

青汁は「効く」のか。あおじろうとしては即答で「効く」と言いそうになりますが、誰にでも良いかといえば断言はいたしません。「効く」の意味はたくさん解釈があり、飲む人の生活習慣や、目的によって大分違ってきます。

どんな人にいいのか

どんな人(注1)に対しても、悪い影響は無いのが青汁ですが、特にこういう方にいいのじゃないだろうか、というのは成分からも言えます。以下ではそれを並べてみます。

(注1:妊娠、授乳中の方・お薬を服用中の方、疾病のある方は医師・薬剤師に相談してからの摂取を進めているメーカーもあります。

中高年の方への効果

鉄やビタミンB1が不足しがちなのが、中高年の方。単独のサプリメントを利用するよりも、バランスよくこれら不足栄養素を補えるのが「青汁」です。

サプリメントも良い品物ですが、万一単独のビタミン等を取りすぎると過剰症を呈することも。青汁は特定の成分を抽出するのではなく植物をそのまま使用しているので、多数の成分をバランス良く含有。一杯を飲むのに「飲み応え」もあるため、単一成分過剰摂取リスクが低い製品です。

お肉の好きな方への効果

肉は嗜好性の高い食品で、好む方が多いのは自然でもあります。しかし摂り過ぎは大変危険。十分な野菜を摂っていれば問題は有りませんが、「野菜不足・苦手、かつ肉好き」は各種生活習慣病リスクが高くなります。このリスクを低減してくれるのが青汁です。

外食の多い方への効果

忙しくて外食を続けていると、知らぬ間に野菜不足に陥りがち。こんなとき保管(冷蔵・冷凍)・調理の手間も要らず、たいへん栄養に富む青汁は強い味方になります。あおじろうもこの経験から始めた面があります。

野菜が苦手な方への効果

お子様を含め、野菜が苦手な方は、「青汁」を毎日飲むことで、ビタミン・ミネラル・食物繊維を補給できます。もちろん野菜は「多様な種類」を摂るのが良いですが、苦手なら青汁でのサポートがおすすめ。「お皿一杯のサラダ」と「青汁コップ一杯」を想像してみて、やはり野菜が苦手な方は、ぜひ試してみましょう。

生活習慣病が不安な方への効果

上の諸々、および運動不足や飲酒・喫煙、それにストレスの影響から、各種生活習慣病が疑われる方は大変多くいらっしゃいます。症状が無くても医師に指摘されたり、健康診断で再検査を指示されたり、と、良く聞くことです。

青汁で病気が治るわけでは有りませんが、「体のめぐり」そのものが良くなるので、リスクは低下するでしょう。「青汁さえ飲んでいれば、どんな生活でも問題ない」とは考えないほうが良いですが、不安は低下し、体も良いほうへと向かいます。

高齢の方への効果

高齢の方では、胃腸の消化機能や、咀嚼力が落ちるなどの状況が見受けられます。お一人・お二人で生活されている場合、毎日のお料理が大変になってくることもありますね。

こうした理由から食卓のバリエーションが乏しくなってしまうと、健やかさを保つ上では良い状態とはいえません。青汁であれば、コップ一杯のお茶やお水を飲むような感覚で、野菜のエネルギーを摂取できるのです。

便秘がちの方への効果

女性に多い悩みが便秘、それに伴う不快感、「お腹ぽっこり」等です。こちらは食物繊維をたくさん摂ることで改善傾向となるのですが、なかなか摂りづらいので悩む方も。青汁なら毎日一杯を飲むだけでも、たくさんの食物繊維が取れます。

野菜そのもののミネラル不足を補う

日本では「野菜そのもののミネラルが減っている」傾向も指摘されています。この原因は明確では有りませんが、限られた農作地(休耕状態の農家も多いため)の繰り返し利用や、現代農法の問題ともいわれています。

30年前と全く同じように野菜を摂っているつもりでも、実は不足している。こんな事態があるのです。気になる方は青汁を飲んでみましょう。

「植物そのまま」を食べる良さ

青汁がブームとなった90年代以降、「サプリメント」も人気になっていますね。サプリの場合は、幾つかの成分を抽出して作られています。

サプリの効果も否定はしませんが、ひとつひとつの成分をバランス良く摂るのは意外に難しく、過剰摂取のリスクや、逆に体の偏りを増すという声も聞かれます。マルチサプリというのもありますが、それぞれの成分の由来はまちまちで、栄養素の配分も人間が決めています。

青汁は、特定エキスの抽出等ではなく、「ある植物をそのまま搾って」作られています。これがポイントです。様々な種類のビタミン・ミネラルをナチュラルに摂取できますし、その配分も人工的ではなく「植物自ら」が産生したものです。各植物独自の成分も摂れます。こうした摂取法自体に効果があるという報告も多くなっています。

日本人への効果

いささか強引なくくりですが、青汁は「日本人」への効果が高いと考えられます。あるいは日本に長くお住まいの方。

日本はすばらしい海に囲まれ自然豊か、野菜や魚が豊富に手に入るにもかかわらず、国民栄養調査など実際のデータを見ますと、

  • 野菜・食物繊維が十分摂れていない
  • カルシウムやカリウムが不足している

という指摘があります。

また、高度成長期から50年以上「食の欧米化」に歯止めがかからず、肉の摂取が多いのも現代日本人。このことと関連して肥満や高血圧、糖尿病(の疑い)などが増加、または低下しない傾向にあります。医療技術が進歩しているのに病気が増える、減らないというのは残念かつ奇妙なことでもあります。

ミネラルは「野菜」それも緑黄色野菜や、いわゆる「雑穀」に含まれ、精白・精製されたお米やパンでは十分に摂れません。お米とお肉でお腹が満たされたように感じても、慢性的な野菜不足ではミネラルの摂取が十分にできないのです。

食事や生活習慣はどうしても周りの人に影響されるもの。周りの食習慣に付き合わざるを得ない場面も、やはり有ることでしょう。良くも悪くも「付き合い」を大切にする点も日本人の特性です。

青汁の摂取はこうした状況全般に、良い方向での効果をもたらします。

総合的に考えると

「野菜に含まれるビタミン・ミネラル、それに食物繊維を手軽に摂れる」、これが青汁の効果といえます。それが「効果」といえるのは、多くの方が野菜不足となっているからです(自覚が無くてもです)。

青汁は少し苦いとか飲みづらいと感じる方もいらっしゃいますが、結局野菜を摂れず・あるいは苦手なまま、「慢性的な野菜不足」が克服できないのなら、青汁を始めてみましょう。体は必ず良い方向に変化していくでしょう。

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